明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、皆さんにとって、お正月を迎える風景とは、どのようなものでしょうか。
新米の稲わらで、しめ縄、しめ飾りを作った風景。
鏡餅用のお餅をついた風景。
お正月用の白みそを仕込んだ風景。
おせちを母親と作った風景。
門松を作った風景。
地域によって、また、ご家庭によってもさまざまでしょう。
月輪寺では、慌ただしく過ぎていく年末に、多くの方々にお世話になりながら門松を作りました。
今は、しめ飾りにしても、鏡餅にしても、白みそにしても、おせちにしても、自分で作る人は少なくなりました。
昔は、一つ一つ手作りするしかなく、身近なものに手間暇を掛けて、新年を迎えました。
12月31日から1月1日になることは、今も昔も変わりませんが、その感覚は、今と昔とでは違うのかもしれません。
そのようなことを考えながら、2021年を迎えました。
新しい一年が皆様にとって、健康で幸多い一年でありますように。
住職 樫本叡学