「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る」とは、よく言ったものです。
お寺でも、一月、二月は、何かと慌ただしい日々でした。
二月の節分星供養は、地域の皆様や世話人様のお力添えもあって無事厳修することができました。
節分の護摩祈祷に先立ち、焚き上げる護摩木を作ります。
薪を規定の長さに切りそろえて、細かく割り、どちらが根元か解るように墨を付けて、一本一本綺麗にして束ねます。
境内で一生懸命に護摩木を作っていると、多くの人が興味をもって下さいました。
中には手伝ってくれる世話人さんも。
ありがたい限りです。
当分の護摩木が確保できました。
また、今年は、お供物をラムネ紋菓子にいたしました。
「美味しくて、すぐに無くなった。」
「孫がもっと食べたがっていた。」
「来年もラムネにして欲しい。」
など、嬉しい言葉を多くいただきましたので、その旨、お世話になってる職人さんにもお伝えしました。
コロナの大禍で、まだまだ大変なこともございますが、小さな喜びや、小さな楽しさを積み重ねて、少しでも良い年になって欲しいと願うばかりです。
住職 樫本叡学
雨寶山月輪寺は,堺市にある、行基菩薩が開基したとされる高野山真言宗の寺院です。