先日16日に施餓鬼会、人形供養会、お焚き上げを予定通り執り行いました。
月輪寺では、8月に入ると、1日から他府県の檀家さま宅での棚経が始まります。
棚経に先立ち、檀家さまは、経木迎え、お墓参り、お仏壇の盆飾りをして、その日を迎えます。
中には、玄関先や墓前で迎え火をする方もいらっしゃるでしょう。
月輪寺の棚経は、他府県の後は、大阪市内、和泉市、富田林市、大阪狭山市、堺市の各区を経て、15日まで続きます。
お盆が明けると、檀家さまはそれぞれ、お盆に祀っていた経木を本堂に先祖送りにいらっしゃいます。
最後に本堂で手を合わせる檀家さま。
中には、一分以上静かに手を合わせていらっしゃる方もおられます。
皆さまのお気持ちが、自分自身のご先祖さんだけでなく、その他多くの過去尊霊にも届きますように。
最後の施餓鬼会は、有縁無縁すべての精霊を供養する法要です。
そして、最後に経木は、一枚一枚本堂内での読経供養を経て、境内でお焚き上げが行われます。
このようなお盆の供養は、何十年、何百年と続けられて参りました。
今年も、無事にお盆の全日程が終えられましたこと、改めまして感謝申し上げます。
月輪寺住職 樫本叡学
雨寶山月輪寺は,堺市にある、行基菩薩が開基したとされる高野山真言宗の寺院です。