この月輪寺公式ブログで、不定期連載している『空海の名言』。
前回は、『虚往実帰(きょおうじっき)』という言葉の背景にある歴史と典故(引用)を、前編と後編に分けて書きました。
『虚往実帰』は、空海が正式に出家後、唐で密教を受法したことに関わる言葉でした。
今回は、 続きを読む
雨寶山月輪寺は,堺市にある、行基菩薩が開基したとされる高野山真言宗の寺院です。
この月輪寺公式ブログの中で、これから不定期連載で弘法大師空海の名言について書いていきたいと思います。
最初のテーマは、『虚往実帰』というお言葉です。
非常に有名な言葉であるため、ご存じの方も多いかも知れませんが、30代前半の空海を知る上で、とても大切で、含蓄のある言葉ですので、二回に分けて書きたいと思います。
『虚往実帰(きょおうじっき)』とは、『むなしく往きて、満ちて帰る』と訓読します。