今年最初の蓮が、本日、咲きました。

蓮は、早朝から咲き始め、午前９時頃に満開になります。
そして昼頃から閉じ始めます。
それを繰り返し、４、５日ほどで花びらが散り始めます。

一つ一つの花の寿命は短いですが、朝のひんやりした清々しい空気の中で、蓮が咲き始める様を見ると、心があらわれるような気がします。
中国の儒学者、周茂叔（しゅうもしゅく）は、泥の中から綺麗な花を咲かせる蓮を、世俗に流されない君子に似ていると述べ、どの花よりも好きだったようです。

住職も蓮が好きで、徐々に数は増え、現在、境内の池などには８種類ほどの蓮があります。
調べてみると、世界には全部で100種類ほどの蓮があるようです。

蓮のシーズンである一か月弱の間、順々に咲く100分の8の蓮を観察したいと思います。

副住職　樫本叡学