餅、餅、大餅(1月17日)

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1月16日に、歓喜天大祭(お餅まき)を無事終えることができました。

改めまして、講元さんをはじめ、皆さまに感謝申し上げます。

今年は、晴天に恵まれ、また土曜日の開催だったこともあり、300名ほど方々が参加されたようです。

中には、京都から来られた方もいらっしゃいました。

さて、当寺のお餅まきには、ご存じのように、「当たり」のお餅があります。

当たりの番号が漢数字で書かれていて、景品と交換できるお餅が当たりなのですが、今年は、「一番」と書かれた当たりのお餅は、どなたのもとに届いたのでしょうか。

「一番」のお餅の景品は、なんと高級車!ではなく、大餅です。

小餅と交換されたものが、大きいお餅とは、誰もがツッコミたくなりますが、お餅まきが戦後直後に始まってから、恐らく「一番」が「大餅」であることは変わっていないと思います。

私は、小学生の頃に、一度、この大餅が当たったことがありました。当時は、他の景品がいいと残念に感じたように思います。

しかし、今から思うと、この景品には、先人の智慧や想いが込められているような気がします。

丸餅には「魂」や「家内円満」という象徴的意味があります。

先人は、「一番」は、「物」ではなく、魂のように目に見えないもので、家族が円満でいることだ、と考えたのかもしれません。

大餅を貰えた人も、小餅を拾えた人も、お餅を拾えなかった人も、ほのぼの楽しい気持ちで帰って下さったのであれば、非常にうれしい限りです。

 

副住職 樫本叡学