本日、ゲンジボタルの幼虫を100匹程度、境内の小川に放流しました。
放流直後から、幼虫くんたちは、びっくりすることなく、思い思いに水底を歩いていきました。
月輪寺の近くの陶器川でも、昭和30年頃までホタルが当たり前のように飛び交っていたようです。
以前のブログで、境内の南側にある循環式の小川を蛍が棲める川にしたいとの思いから、水質や周辺環境を整えていること、カワニナという巻貝が多く生息するようになったことなどをお伝えしました。
今日は、さらに進んで、幼虫の放流に至ったわけです。
水温やph値は問題ないので、うまく成長してくれればと思っています。
ゲンジボタルの幼虫くんは、この後順調に行けば、桜が散る5月頃に上陸して、地中に10cmほど潜り、蛹(さなぎ)になります。
そして1か月ほど経って羽化し、ようやく「ゲンジボタル」になります。
蛹となる土壌作りが最も難しいようです。
無事に育ってほしいものです。
どのようになるのか、なかなか検討がつきませんが、またこのブログでもご報告したいと思います。
樫本叡学