本日は、お彼岸の中日(春分の日)です。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、ここ何日かは日中、とても暖かな日が続いています。
月輪寺の境内では、梅や木蓮のほかに、椿が多く咲いています。
現時点では、白侘助(シロワビスケ)、西王母(セイオウボ)、紺侘助(コンワビスケ)、胡蝶侘助(コチョウワビスケ)、四海波(シカイナミ)、肥後椿(ヒゴツバキ)など、10種類以上の椿が咲いています。
椿は、日本人とも縁が深く、万葉集に歌われたり、茶花として用いられてきました。
私も、椿というと、子どもの頃に、種に穴を開けて笛にしたことを思い出します。
椿オイルを髪や将棋盤の手入れに使っている方もいらっしゃることでしょう。
身近な花ですが、国内では1000種類ほどがあるようです。
お寺にある椿も、何種類あるのか調べてみたいと思います。
副住職 樫本叡学