年越しに向けて(12月28日)

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今年も早いもので、あと3日になりました。

「ハレ(晴れ)」(非日常)と「ケ(褻)」(日常)の区別を昔から大切にしてきた私たち日本人は、この「年越し」を大切にします。

大掃除にしても、お正月飾りにして、除夜の鐘にしても、おせちにしても、この節目のためのものです。

現代の私たちは、昔のような「ハレ」と「ケ」の区別がなくなったと言われますが、それでも年越しを、特別な節目として意識する人は多いと思います。

毎日毎日の時間の積み重ねが螺旋状であるとすると、年を越すと、新しい螺旋状の時間が積み重なり流れ始める、というのが日本人の古来からの時間の感覚です。

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皆さんにとって、この一年は、どのような一年だったでしょうか。

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皆さま、よい年をお迎えください。

 

副住職 樫本叡学