檀家さんで、90歳を過ぎた、おばあちゃんがいらっしゃいます。
そのおばあちゃんが、「5月は、体調を崩しやすいし、季節に追われる感じがする。」と仰っていました。
確かに、おばあちゃんがおっしゃるように、5月は、季節の移ろいが早くて、人間のほうが季節についていくので必死なのかもしれません。
そのおばあちゃんは、農家の方なので、5月は豆の収穫や雑草の処理など、農作業に追われるのも無関係ではないのでしょう。
一般的にも、5月は、五月病というように、就職、入学、引越しなどで、新しい環境に馴染もうとして心身の不調が出やすい時期とされています。
気づけば、5月も過ぎ、6月も中旬になりました。
本当に季節は、待ってくれません。
さて、月輪寺では、今朝、蓮が開花しました。
開花時期は、昨年とほぼ同じでした。
月輪寺の蓮の開花は、ここ数年、以下のように、ほぼ同じ時期です。
2015年の開花 6月 7日
2016年の開花 6月10日
2017年の開花 6月11日
今年の近畿地方の梅雨入りがここ数年とほぼ同じ(※)であったことなどと関係しているのかもしれませんが、温度計も、湿度計も持ち合わせていない植物が、毎年数日の差で開花することには、感嘆させられます。
5月は、確かに先ほどのおばあちゃんがおっしゃったように、体調を崩す方が多かったように思います。
梅雨に入りました。ジメジメした日も多くなります。
皆さま、くれぐれもご自愛ください。
副住職 樫本叡学
※ここ数年の近畿地方の梅雨入り時期
2015年の梅雨入り 6月3日頃
2016年の梅雨入り 6月4日頃
2017年の梅雨入り 6月7日頃