中国北派画家の閻勝利先生(ハルビン大学工芸美術学部客員教授)の新作の散華が出来上がりました。
描かれているのは、当寺のお地蔵さまと彼岸花です。
雨寶山月輪寺は,堺市にある、行基菩薩が開基したとされる高野山真言宗の寺院です。
ここ最近、過ごしやすい日が続いています。
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。
お寺の境内の彼岸花も、お彼岸入りから咲き始め、中日までに満開を迎え、お彼岸明けの今日には、徐々にしぼみ始めています。
毎年毎年、決まったこの短い期間に花を咲かせることに、感嘆の念を禁じ得ません。
この月輪寺公式ブログの中で、これから不定期連載で弘法大師空海の名言について書いていきたいと思います。
最初のテーマは、『虚往実帰』というお言葉です。
非常に有名な言葉であるため、ご存じの方も多いかも知れませんが、30代前半の空海を知る上で、とても大切で、含蓄のある言葉ですので、二回に分けて書きたいと思います。
『虚往実帰(きょおうじっき)』とは、『むなしく往きて、満ちて帰る』と訓読します。
本日、施餓鬼会を厳修致しました。
また、法会後、お持ちいただいた経木や初盆の家形(新棚)などをお焚き上げ致しました。
毎年変わらない形で続いている法会ですが、変わらず続けることにも意義があるように思います。
今年は戦後70年の節目の年にあたります。
歴史を見ると、平和を壊すことは簡単でも、平和を築き上げ、保っていくことは難しいことが分かります。
ここ数年、「積極的平和主義」という言葉が頻繁に使われ始めました。
与党内では約20年ほど前から、この用語が用いられているようです。
政策判断は、半世紀経ってからでないと成否が分からないと言われますが、今後も、我が国が変わらず、戦禍ない平和国家であり続けることを願ってやみません。
副住職 樫本叡学
セミが境内でも鳴き始めました。
8月に入ると、耳が痛くなるほど、クマゼミが鳴き始めます。
セミを見ると、子どものころ、竿竹の先に虫網をつけて、いろいろなセミを捕まえたことを思い出します。
20年ほど前には、クマゼミだけでなく、ニイニイゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、アブラゼミなど、多くの種類のセミが見られましたが、最近では、クマゼミとアブラゼミくらいしか見かけなくなりました。
調べてみると、都市部では、アブラゼミでさえも激減しているようです。
花弁が中国剣のように鋭い形をしており、剣の演舞のように花弁が大きく広がるところから、このように名づけられた品種だそうです。
完全に花弁が広がる前は、どこか凛々しい感じがする蓮です。
梅雨前線の影響から、雨が多く、花が開き始めてから散るまで3日くらいですが、現在、剣舞蓮以外に4種類ほどが花を咲かせています。
「月輪寺の夏」のページにも、現在咲いてる蓮の写真をいくつかアップしましたので、ご覧ください。
副住職 樫本叡学